湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

野の花

田んぼのあぜ道を散歩していると四季折々の花に出会う。6月は5月初めに植え付けられた稲が成長を始め、それまで田植えの人でにぎわっていたのが落ち着きを取り戻す。損後期にひっそりと咲くのの花々の紹介。ヒルガオの群生する様子 ヒルガオ ノアザミと成…

2012年の天体ショー

2012年は6月14日の部分月食、5月21日の日食、6月6日の金星の日面通過などが観測できた。更に金星食も(金星が太陽の裏側を通過する)8月14日に起こっているが観測できなかった。日食は日本太平洋側を中心にの広い範囲で金環食が見られたがマ…

2012年春 ユキワリソウ

2012年の春は何時までも寒く、3月26日にも雪が降った。しかし自然の力というか植物の生命力に励まされて庭の除雪や枯葉取り(昨年12月に掃除する前に雪が積もってしまったため、年を越して雪解けまで待たなければならなかった)などをした。 まさに…

ベロニカ(II)

バラ園に似合う花にはすらりとした背の高い花が似合う。たとえばリナリア、ジギタリス、仲でもベロニカは少し先がしなだれかかるように俯いていて美しい。ただ残念なことにリナリアほど花期がが長くない。白いベロニカはトラノオに似ている。青いベロニカは…

野バラ

マキノの雑木林には野バラが沢山自生している。我が庭にも何本か自然に生えてきたのがあり、これに少し手をかけてやると初夏にはきれいな花を、秋には赤い実を付ける。 野バラの花(上)と赤い実(下)

赤いバラ

バラといえば赤いバラ,白いバラを初めいろんなのがある。中でも赤い薔薇は恋人に捧げる時持って行くバラとして欠かせない。赤と言っても色んな赤があり朱色を含んだもの(たとえばサラバンド)や透き通ったような赤(ロージークリスタル)などもある。とりわ…

ツルバラのある風景

ツルバラは1本の木に何十或いは何百という数の花を付ける。以前は一季咲きがほとんどであったが近年四季咲きのつるバラも作られてきた。イングリッシュローズは日本の気候では枝がよく伸び、しかも四季咲き性を失わない。また大抵花びらの数が多いが中には…

雑木林の中の庭園

2004年秋、それまで葛が生い茂りカメムシの巣窟になっていた土地に雑木を植え、花壇を作り、池を作った。雑木は近くの林を開発中の業者が不要になったものをユンボで運んで植えた。10月に吉野桜、マメサクラ、ウワミズサクラ、オオカエデ、ケヤキ、エゴ…

バラの内部

何故人はバラに憧れるのだろう? 上品な花の色? 姿形? 芳純な香り? 高貴さ? それとも花の持つ神秘的な雰囲気?時々刻々と変化するつぼみが開くまでの過程にも楽しみがある。時にはその棘にさえ美しさを感じる人もある。 詩人リルケは次のように詠ってい…

ジャーマンアイリス

アヤメ科の花は、たとえば日本ではアヤメ、カキツバタ、菖蒲、花菖蒲等が有り、西洋から来たものにはダッチアイリス、ジャーマンアイリスなどがあり、初夏の庭を飾る。中でもジャーマンアイリスはその形の豪華さと多様な色があることからレインボーフラワー…

2011年雑記

バラ園の土の改良には堆肥、特に馬糞堆肥が有効であることを聞いて、湖北で一頭の馬を飼っている友人に2トントラック一杯の馬糞堆肥を分けてもらう。 これを一年かけて庭中にばらまく。特に冬と夏前に。堆肥の中にはカブトムシの幼虫が生息する。2011年…

秋と落ち葉とバラ

雑木林の秋は木の種類ごとに色や紅葉の時期が異なり、長い間楽しめる。最も早く紅葉するのがメープル、それに次いでユリノキの黄葉とヤマボウシ。メープルはテッポウムシと台風のため2度倒れたのを立て直したため、今年は葉が少なく例年ほどきれいではなか…

バラと詩(2)

ドイツの詩にはバラがしばしば登場する。次のリルケの詩はバラの姿を最も良く感じ取っているので説明は全て蛇足。この詩はリルケの墓碑銘になっている。 Rose, oh reiner Widerspruch, Lust, Niemandes Schlaf zu sein unter soviel Lidern. Rainer Maria Ri…

バラと詩(1)ー秋のバラ2011年ー

今年の夏はことのほか暑く、例年は8月末から9月初めに行う剪定を9月10日から20日にかけて行った。そのため開花は10月末から11月初旬となった。さらにこの間雨の日が多く黒点病で落葉するバラが多かった。水滴を付けたバラもまた風情がある。 Herb…

秋 10月

10月に入ると野山や庭はさらに華やかになる。収穫の終わった田んぼには野の花が咲き乱れる。 田の畦に生えるツリガネニンジン。森と田の境界には鹿除けの電気柵が張り巡らされている。 猿には効果がないが鹿とイノシシには効果がある。 ピンクのミゾソバの…

2011年秋 秋バラが咲く前に

「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」は古今和歌集にある歌だけど、バラの手入れをしているとそれを実感できる。それとともに秋の訪れを素早く感じさせるのは空の雲ではないだろうか。 とりわけ鰯雲(或いは羊雲)は秋空によく似合…

夏の花

梅雨が明けるとマキノでも気温が30度を超す日が多くなる。太陽の光が強くなり薔薇は一日で萎れ毎日新たな花を咲かせる。こんな時白い花は涼しさを呼ぶ。梅雨の頃にはナツツバキが、また少し秋風が感じられる8月半ばには白いキキョウ、センニンソウ(20…

ベロニカ

イングリッシュガーデンに薔薇と一緒に植えられている花に、ルピナス、ジギタリスやベロニカなど真っ直ぐな花がよく見られる。マキノのガーデンにはリナリアやチドリソウが植えられているが、ジギタリスも植えたところ大きくなって薔薇よりも背が高くなって…

我が庭のオリジナル薔薇

薔薇は普通花が咲き終わった時、出来るだけ早く咲きがらを取って、木のエネルギーの消耗を避けるようにする。これによって次の花の開花を早くしたり、新しい枝(シュート)の伸長を促進する。 しかしつるバラの場合しばしば実がなっているのを見逃してしまい…

2011年6月のバラ

薔薇が咲きそろう前の台風と例年になく早い梅雨入り(5月27日)で始まった今年のバラの季節、6月。また近年珍しく多くのシュートが出てきたのを猿が片っ端からちぎり取って味見をするので、多分来年の薔薇は花が咲いても全体に少なくなるのではないかと…

2011年5月のバラ

この年のバラは四月の低温でブラインドが多くしかも5月30日の台風による強風で蕾がたわわになった枝が多数折れた。切り戻しを行ったが全体に花は少なかった。 いつも通りモッコウバラ(白、黄色)が先ず咲き次いでスパニッシュビューティ、高尾が咲いた。…

野草の花ー2

春一番に咲く花は青い小さなオオイヌノフグリ、可憐なハコベ、そしてタンポポ。3月雪解けと共に咲き始める。 4月5月になると色んな野草が花を開き始める。 近年日本にはセイヨウタンポポが幅をきかせているがここマキノでは未だニホンタンポポが多い。こ…

2011年バラが咲くまでの徒然に

人の世にいかなる災害があろうとも時は無情に過ぎていく。 植物たちはそれぞれの四季に合わせて活動を始める。 我が家の猫達も春の日だまりを楽しんでいる。特に上の写真の白い猫は雪の中に捨てられていた所為で、今でも雪の上を平気で走り回る。(1月のマ…

2011年早春のマキノ

昨年同様暖かい2月の後に厳しい寒さの3月がやってきて、芽が動き出した薔薇がまた霜や雪で傷んだ。多分花の咲かないブラインドという枝が増えると予想された。 それでも植物は日の長さで春を感じるのか3月2日に西洋ハシバミの花が沢山咲いた。クヌギや楢…

2011年1月のマキノ

昨年12月24日に降った雪が根雪となり、30日から年を越えた1月いっぱいは雪の日が多かった。 庭は最高130cm(芝生上)の積雪となり、また湿った雪が多かったので沢山の木が折れた。 バラはすっかり雪の下に埋もれ庭を歩くことも出来ない状態だっ…

2010年秋のバラ

猛烈な暑さに耐えた薔薇たちは秋の涼しさを満喫するかのように次々と咲いていた とりわけ白系統のバラ、たとえばマウントシャスタ、シュネーヴィッチェン等はよく咲いた イングリッシュローズのプリンセスアレキサンドラオブケント,鉢植え HTローズ シュペ…

晩秋のマキノ

この前ブログを書いてから早二ヶ月近くが経ち、今年もあと二日ばかりとなった。今年の11月と12月は雨が多く、また時雨れる日が多かった。夏が異常に暑かった後急に冷え込んだりしたため、紅葉が例年になく美しかった。メープルは10月に既に紅葉し、遅…

庭の訪問者達

暑かった夏が終わるとともに、農薬を撒かない我が庭の花を求めていろんな虫たちがやってくる。バラの葉は少しは黒点病で落ちるがそれでも秋のバラは咲く。写真のアカトンボ(アキアカネ)はギンヤンマが少なくなった今では、日本人にもっともよく知られてい…

キノコ

秋雨が降る頃には森の中にキノコが出てくる。キヌガサタケを探しに行ったが見つからず。 名前も知らないがそっと寄り添ったような格好に惹かれて取った写真。下の写真は翌日の姿。核の傘ならぬキノコの傘はほほえましい。 何か人の顔のような、それも皮肉っ…

野草の花

暑い夏でも一雨降れば息を吹き返すたくましい野草。その花もそれぞれに結構美しい.たとえば露草。真っ青な空を連想させる、子供の頃の夏休みの思い出につながる花。 ブルーの花弁に黄色い雄しべの取り合わせが美しい。 ピンクの可憐な花だけどその名はママコ…