バラといえば赤いバラ,白いバラを初めいろんなのがある。中でも赤い薔薇は恋人に捧げる時持って行くバラとして欠かせない。赤と言っても色んな赤があり朱色を含んだもの(たとえばサラバンド)や透き通ったような赤(ロージークリスタル)などもある。とりわけ黒バラとよく言われる濃い赤のバラは一時期一つの夢として青いバラ以上に注目されていた。
我が庭の中でこのような赤いバラと言えばHTローズのタチアーナが最も気に入っている。マキノでは余りうまく育たない。以前宇治に住んで居た頃は元気に沢山の花を咲かせていたが、マキノに来てからはテッポウムシの被害が多くて手が掛かる。
ここに紹介したバラはいずれも強い芳香を持つ花径12cm前後の大輪の花である。
イングリッシュローズのテスオブザダーバースビル。ツルバラとして使っているので多数の花を付ける。
ここでドイツの詩を一つ
Flammende Rose,
Zierde der Erden,
Glanzender Garten
Bezaubernde Pracht!
Augen, die deine
Vortreffikeit sehen,
Mussten vor Anmut erstaunet
Gestehen,
Dass dich ein gottlicher
Finger gemacht.
Barthold Heinrich Brockes(1680-1747)
もえるように赤い薔薇、
地上の誉れ、
きらびやかな庭
うっとりさせる豪華さ!
見たこともない素晴らしさを
見ている目が
その優美さに
驚かずにいられようか、
神さまの指がきみに
なされたということに。
ハインリッヒ ブロックス