湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

2011年秋 秋バラが咲く前に

「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」は古今和歌集にある歌だけど、バラの手入れをしているとそれを実感できる。それとともに秋の訪れを素早く感じさせるのは空の雲ではないだろうか。


とりわけ鰯雲(或いは羊雲)は秋空によく似合う。



9月にはいると早くも稲刈りが始まる。今年も夏が暑かったので豊作間違いなし。知り合いの農家が稲刈りを終えるとすぐに新米を届けてくれる。最近農業の機械化が進みコンバインという機械で刈り取るとすぐ袋詰めにされるようになっている。そのため、昔のような稲架が見られることが少なくなった。写真はその珍しい稻架の風景。 右手後方の山は函館山。人工スキー場がある。稻架の後ろのお寺の鐘の音が長閑な田舎の雰囲気を演出してくれる。


滋賀県は琵琶湖周辺に広い田んぼが一面に広がる。遠くに霞んでいるのが比良山系。



9月末、お彼岸になると咲くのがヒガンバナ。白いヒガンバナもある。


赤いヒガンバナの後ろにあるのがゼフィランサス、別名タマスダレ、この日本的な名前の方がよい。(下の写真)

秋海棠や濃紫のノボタンの花もこの頃から咲き出す。