湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

5年目のベランダバラ

マキノから大津のマンションに移って5年。バラの鉢の土替えが出来ないままなんとか咲いている健気なバラの紹介。

グラハムトーマスはベランダでは狭すぎるほどよく伸びる。冬の剪定は70cm。

マキノでは年中咲いていたように思うがここでは初夏のみの限定となっている。

ベランダの天井まで伸びるグラハムトーマス
  •        シルバーピンクで香りが素晴らしいナエマ

冬の剪定

小春日和が続いた12月、引っ越して3年間土替えをしていなかった鉢の土を入れ替えることにした。狭いベランダで一鉢ずつの仕事となった。まず剪定をすることから始める。

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思ったほど根鉢にはなっていなくて鉢の上部に細かい根が集っていた。水洗いをした後

植え付けた。昨年は2月に選定したが明日から寒波がやってくるという事だから剪定が早すぎるということはないと思う。

もし芽が早く動くようであればもう一段剪定できるようにやや長めにしてある。

バラの病気

ベランダでバラを育てていると露地で育てていたときと違うことが多々ある。

雨が掛からないので例年梅雨明けになると葉を落としていた黒点病が全く出ない。

変わって出てくるのがハダニ。しかしこれは葉水で吹き飛ばすことで解決した。

うどんこ病が出ることが有り、これは早い段階で葉をちぎる。黒点病で落とす葉の数に比べれば僅かである。

先日、ナエマの幹が白くなっていることに気がついた。カイガラムシだった。これは歯ブラシでこすり落とした。白バラのゾフィーショルにも出ていた。

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ゾフィーショル

 

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カイガラムシの出たゾフィーショル

ちなみにゾフィーショルという名はドイツで政治活動をして殺された女子学生の名で、マキノの庭で実生で作ったバラにつけた名前。

昨年球根を買って咲かせた花ユリ、植えっぱなしで置いたら今年も花をつけた。

昨年のように背が高くはならなかったがそれでもきれいな色だった。

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ベランダで2年目の花ユリ

ハナニラの植わった鉢から芽が出てきたのは、ガーリック・ソサエティー別名ツルバキア。ほっそりした茎だけどしっかり立ってさいている。

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      ツルバキア



 

セントセシリア

イングリッシュローズのセントセシリア。 薄い花びらが100枚近く有って、そのはかない感じがたまらない。雨に遭うと花が開かなくなるので露地では痛々しいが、香が素晴らしい。 蕾はコロッとした感じ。

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セシリアの開花前

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開花したセントセシリア  

ベランダでは雨が掛からないのでよく咲く  

 

プリンセス アレキサンドラ オブ ケント

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全体像

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フランスバラの プリンセス.アレキサンドラは里山では毎年シュートが出ていたが、鉢植えにしてから新しいシュートは出ない。花もちは最高でさっきのイングリッシュローズのようにはらはらと散ることがない。かといって樹上で汚くなるのではなく長い間美しい。花の根元が黄色くなってきたら切り取ることにしている。

大きな花なので太い枝でもたれるので支柱が必要。