湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

我が庭のオリジナル薔薇

薔薇は普通花が咲き終わった時、出来るだけ早く咲きがらを取って、木のエネルギーの消耗を避けるようにする。これによって次の花の開花を早くしたり、新しい枝(シュート)の伸長を促進する。 
しかしつるバラの場合しばしば実がなっているのを見逃してしまい、秋に色づいてから気がつくことがある。そんな時、その実をを割って中にある種を取り出し水洗いした後、鉢に植えておくと春になって芽を出す。これを大事に育てると親木とは異なる花が咲く。これがオリジナル薔薇で世界中のどのバラ園にも見られない、我が家独特の薔薇となる。 マキノの庭にこの様な薔薇が数種有る。
クライネヘクセ、 アンアカレーニナなど適当な名前を付けているが名前をつけていない物もある。大体の性質を見極めるまで3年位かかる。

上の写真はアンナカレーニナ、木の高さは50cmぐらい四季咲き。セミダブル、花径10cmぐらいの花は、始め赤くてその後ローズレッドに(写真中央の後ろにある花)変色する。香りは少ないが華やかさは抜群。下の写真は全体像。


丸いコロコロした感じのピュアイエローの花を沢山付ける。甘い香りと共に退色しない色が素晴らしい。円月と名付けた。花径8cmぐらい、木の高さ120cmで秋まで繰り返し咲く。花びらの形も素晴らしい。


セミダブルの花が付くが花数は多くない。今後肥料を替えてさらに様子を見ることにする。


グラハムトーマスの種から生まれた白い花。香り在り、蕾はピンクの丸いボール状、開くとピンクの筋が入る事がある。気温によっては開き始めに少しピンク色が入る。ロクサーヌサチエと命名(上の写真)


(下の写真)今年初めて咲いたバラ。始めラウブリッターに似た形だが、咲き進むと開いてシュロップシャイアーラスのようになる。香りが有るピンクの花は開くと透き通るような薄い色となる。四季咲きかどうか秋まで様子を見ないと解らない。