湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

秋の実

秋になると葉の紅葉とともに木々の梢に赤い実がみられるようになる。 春に咲いた花が冬を前に成熟してその赤さは朝日や夕日に照らされるとひときわ美しい。 上2枚の写真は山茱萸(サンシュウ)の実。春早く黄色い花を咲かせる。 下の2枚はハナミズキの実。…

白いバラ

2015年も白いバラがたくさん咲いた。古株のマウントシャスタ、シュネーヴィッチェン、イングリッシュローズのウィンチェスターキャシードラル、実生のゾフィーなど秋遅くまで。11月1日現在も、たくさん咲いている。 これはマウントシャスタ。アメリカ…

野の花

今年の夏も気候は人に厳しかった。茨城県常総市では鬼怒川が氾濫し何人かの犠牲者と多くの家財が水の被害を受けた。収穫直前だった稲は水をかぶり呆然とする農家の人たち。夏は短く猛暑が2週間ほど続いた後長雨で、気温は低く9月なのにすでに冷房装置は不…

秋の七草

今年の夏は短かった。8月20日を過ぎると雨の日が多く気温は例年より低い。そんな中で女郎花(オミナエシ)の花は長い期間咲いている。秋の七草の一つだが7月から咲いて9月でもまだその容色は衰えない。 これは桔梗。バラは8月初めの日照りと酷暑、その後…

今年の梅雨は本当に雨が、というより雨の日が、多い。そんな中庭の片隅では花が好き勝手に咲いている。この写真一枚にいったい何種類の花が咲いているだろうか。

絶滅危惧種

地球上に人類の数が増え、その生活範囲が広がるにつれ、限りある自然がだんだん少なくなっていく。それにしたがって自然界でひっそりと懸命に暮らしている多くの動物や植物が人知れず滅びていく。人の目につく程度のサイズならそれが絶滅する過程にあること…

初冬

初冬の琵琶湖畔は人影が少なく静寂そのものである。湖面には多くの水鳥がのんびりと餌をとっている。 船泊りには漁船が所在無げに浮かび遠くに冠雪した伊吹山が遠望できる 葦の間には鴨が憩う姿が見られ、風車村にも人影がない 静かな湖面の鴨の群れ。湖面に…

セージの花

西洋から来たハーブの一つにセージがある。ドイツでは最も一般的な薬味でいろんな料理に使われている。またその強い香りが体に良いのかいろんな症状に対する薬草としても使われている。真夏のガーデニングに良く用いられている真赤な花のサルビアもその仲間…

バラの詩(4) アストンの「野バラ」

今から200年前、19世紀には今ほどバラの品種が多様でなかったドイツでは、ゲーテの詩にもあるように野バラにその美しさを感じていたのだろうか。また多くの作曲家がゲーテの詩に曲をつけている。ルイーズ アストンという19世紀の女流詩人の作品にも野…

秋の七草

万葉集の巻八1537に「秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数うれば七種(くさ)の花」とあり、同1538に「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝貌の花」とある。そして朝貌とは今の朝顔、ヒルガオ、木槿、桔梗などの説がありいずれとも決め…

カエル

最近めっきり数が少なくなったカエルたち。ここ里山の中に作った小さな池には毎夏トノサマガエルがたくさんやってくる。と言ってここで繁殖するわけではない。他に池があるわけでもないのにどこで繁殖し、どうしてここに池があることを知ったのだろうかとい…

バラの詩ー(3) リルケ

暑い夏にもバラはけなげに咲いている。乾燥、強い日差し、コガネムシやカミキリムシなどの襲来にもめげず。 こんな時期,汗をかきつつガーデンの管理をするものにとってはバラは元気を与えてくれる最高の伴侶である。詩人リルケの詩「夏」を紹介。もとはフラ…

バラの詩(2)-アーヒム フォン アルニム

少し古い詩人の詠む”バラ”の詩を。 バラが咲いている 私は敬虔なミツバチ だから無垢な葉に触れて そこから露と蜂蜜をくみ出せる でもこのバラは輝いていて いつも若々しい だから私の気分は上々だ 私のバラが咲いている限り 修景バラ "舞子” 無数の花を咲か…

バラの詩ーリチャード デーメル”Die Rose”

西洋の詩人はバラの好きな人が多いような気がする。ゲーテやリルケだけでなく多くの詩人がバラをうたっている。 リチャード デーメル(1863年〜1920年)はプロイセンの詩人。彼の詩には、リヒャルト・シュトラウス、マックス・レーガー、アレクサン…

バラの内部(2)

ここに掲載した写真のバラはすべて芳香性のもので、写真からもその香りを想像できそう。 薔薇(ばら)の内部 何処にこの内部に対する 外部があるのだろう? どんな痛みのうえに このような麻布があてられるのか? この憂いなく ひらいた薔薇の 内湖(うちう…

2014年春ー紫モクレン

この冬はなぜか雪が少なく、その所為かシカやサルの訪問回数が少なかった。おかげで例年サルの餌場になる我が庭にも植えてから初めて多くの紫モクレンが咲いた。昨年は10輪ぐらい、食べ残しが咲いた程度だったがそれでも珍しかった。以前、つぼみに唐辛子…

琵琶湖の水鳥

冬になると琵琶湖には多くの冬鳥か渡ってくる。鴨の仲間が多いがコハクチョウも来る。人気の無い陽だまりで懸命に餌をついばむ鴨の群れ 湖上にも(岸にも)のどかに群れるカモたち 背景に見えるのは竹生島と雪をかぶった伊吹山、湖面にはコハクチョウが。 遠…

初冬の琵琶湖

2013年は秋が短く冬が早いと言われていたが、マキノでの本格的冬は12月27日であった。 11月末に氷の張ることがあったのでバラ園の冬支度を急いだが、結局最後のバラを切り花にしたのは12月26日だった。その代り12月は雨の日が多かったように…

庭の紅葉

秋は紅葉の季節。ユリノキ、ヤマボウシ、メープル、コマユミ、とりわけ今年は楓の紅葉が目立った。

2013年夏から秋(実生のバラ)

今年の夏はとりわけ暑かった。昨年末ログの外壁を薄いブルーに塗装したため室内は外気温より3−5度ぐらい低かったがそれでも30度を超す日が何日かあった。 そんな中で昨年末播種し今年春芽生えたバラの種10個に花が咲いた。アロハ5本、グラハムトーマ…

2013年のバラー3

ハマナシ。一日でしおれる一日花。香りよく秋には美しい実がみられる。 黄木香バラ。大きなコナラの木に登って咲く。 ツルバラのスパニッシュビューティー。花はうつむいて咲く。我が家の20年選手。 黒バラの代表的なバラ、ボンヌイ。 おなじみ高雄。京都…

2013年のバラー2

修景バラの花見川。後ろにある背の高いのはラベンダードリーム。いずれも花径3cm前後 無数に咲くが前者は一季咲き、後者は四季咲。 ザンブラ93. ロザンナ。高芯咲きでコーラルピンクだが今年は色が少し違っている。気温の所為か。 鉢植えの我が家生ま…

2013年のバラ

今年は4月から5月にかけて比較的涼しかったのでバラの開花は遅れるかと思っていたら例年通り5月25日ごろから咲き出した。27,28日に大体咲き始めたところ29日に梅雨入り宣言.ガッカリしていたら翌日から晴れて涼しいカラッとした日が続き、バラにとってはい…

2013年春

この年の春は例年になく寒い日が多く、ゴールデンウィークの最中の今日(5月1日)でも暖房が必要で外気温は正午でも11度しかなかった。4月半ばを過ぎても霜の降りる日があり、吉野さくらは10日に満開となったが20日過ぎて散り始めた。それでも今年…

皇帝ダリア

2011年11月26日叡山坂本から比叡山の紅葉を見に行った時、麓のさる寺院の庭から覗いていた皇帝ダリアの見事さに驚いた。下の写真 この写真のようなダリアを我が庭でも咲かそうと試みた。 5月に苗を植えて8,9月の暑さでどんどん背が高くなり期待…

樹氷

樹氷といえば蔵王が、関西では金剛山がよく知られているが、マキノでも珍しいものではない。 気温が比較的高い時期の樹氷は枝に積もった雪という感じだが、寒さが厳しい時期になると本格的な樹氷となる。蔵王のようなモンスターには成らないけれど。 林の木…

2012年マキノの秋

前回書いてから早3月がたった。今日3月2日のマキノはまた雪が一日舞っていた。 2月に薔薇を剪定した。今年は昨年と異なり2月は比較的積雪が少なかった。 それでも最高45cmの積雪、今日現在なお20cmぐらい残っている。 昨年末、11月から12月始め…

2012年のバラ

2012年は雪が多く、春の4月始めに雪が降るなど厳しい年であった。また初夏には新しく伸びてきた多くのシュート(新梢)をサルが手折り食べ散らす害がこれまでになく多かった。 遅く咲いたバラは梅雨に合いゆっくり楽しむ日が少なかったように思う。梅雨…

6月の庭の花

3月末の雪解けから5月末までの庭はまさに百花繚乱の感がある。しかし5月末から6月は特に薔薇の季節なのでバラの根元を飾る小さな花々はあまり人の注意を引かないが色んな花が咲いている。 我が家にあるのは放任しておいても毎年咲き、良く増える健気な花…

野の花

田んぼのあぜ道を散歩していると四季折々の花に出会う。6月は5月初めに植え付けられた稲が成長を始め、それまで田植えの人でにぎわっていたのが落ち着きを取り戻す。損後期にひっそりと咲くのの花々の紹介。ヒルガオの群生する様子 ヒルガオ ノアザミと成…