2011-01-01から1年間の記事一覧
アヤメ科の花は、たとえば日本ではアヤメ、カキツバタ、菖蒲、花菖蒲等が有り、西洋から来たものにはダッチアイリス、ジャーマンアイリスなどがあり、初夏の庭を飾る。中でもジャーマンアイリスはその形の豪華さと多様な色があることからレインボーフラワー…
バラ園の土の改良には堆肥、特に馬糞堆肥が有効であることを聞いて、湖北で一頭の馬を飼っている友人に2トントラック一杯の馬糞堆肥を分けてもらう。 これを一年かけて庭中にばらまく。特に冬と夏前に。堆肥の中にはカブトムシの幼虫が生息する。2011年…
雑木林の秋は木の種類ごとに色や紅葉の時期が異なり、長い間楽しめる。最も早く紅葉するのがメープル、それに次いでユリノキの黄葉とヤマボウシ。メープルはテッポウムシと台風のため2度倒れたのを立て直したため、今年は葉が少なく例年ほどきれいではなか…
ドイツの詩にはバラがしばしば登場する。次のリルケの詩はバラの姿を最も良く感じ取っているので説明は全て蛇足。この詩はリルケの墓碑銘になっている。 Rose, oh reiner Widerspruch, Lust, Niemandes Schlaf zu sein unter soviel Lidern. Rainer Maria Ri…
今年の夏はことのほか暑く、例年は8月末から9月初めに行う剪定を9月10日から20日にかけて行った。そのため開花は10月末から11月初旬となった。さらにこの間雨の日が多く黒点病で落葉するバラが多かった。水滴を付けたバラもまた風情がある。 Herb…
10月に入ると野山や庭はさらに華やかになる。収穫の終わった田んぼには野の花が咲き乱れる。 田の畦に生えるツリガネニンジン。森と田の境界には鹿除けの電気柵が張り巡らされている。 猿には効果がないが鹿とイノシシには効果がある。 ピンクのミゾソバの…
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」は古今和歌集にある歌だけど、バラの手入れをしているとそれを実感できる。それとともに秋の訪れを素早く感じさせるのは空の雲ではないだろうか。 とりわけ鰯雲(或いは羊雲)は秋空によく似合…
梅雨が明けるとマキノでも気温が30度を超す日が多くなる。太陽の光が強くなり薔薇は一日で萎れ毎日新たな花を咲かせる。こんな時白い花は涼しさを呼ぶ。梅雨の頃にはナツツバキが、また少し秋風が感じられる8月半ばには白いキキョウ、センニンソウ(20…
イングリッシュガーデンに薔薇と一緒に植えられている花に、ルピナス、ジギタリスやベロニカなど真っ直ぐな花がよく見られる。マキノのガーデンにはリナリアやチドリソウが植えられているが、ジギタリスも植えたところ大きくなって薔薇よりも背が高くなって…
薔薇は普通花が咲き終わった時、出来るだけ早く咲きがらを取って、木のエネルギーの消耗を避けるようにする。これによって次の花の開花を早くしたり、新しい枝(シュート)の伸長を促進する。 しかしつるバラの場合しばしば実がなっているのを見逃してしまい…
薔薇が咲きそろう前の台風と例年になく早い梅雨入り(5月27日)で始まった今年のバラの季節、6月。また近年珍しく多くのシュートが出てきたのを猿が片っ端からちぎり取って味見をするので、多分来年の薔薇は花が咲いても全体に少なくなるのではないかと…
この年のバラは四月の低温でブラインドが多くしかも5月30日の台風による強風で蕾がたわわになった枝が多数折れた。切り戻しを行ったが全体に花は少なかった。 いつも通りモッコウバラ(白、黄色)が先ず咲き次いでスパニッシュビューティ、高尾が咲いた。…
春一番に咲く花は青い小さなオオイヌノフグリ、可憐なハコベ、そしてタンポポ。3月雪解けと共に咲き始める。 4月5月になると色んな野草が花を開き始める。 近年日本にはセイヨウタンポポが幅をきかせているがここマキノでは未だニホンタンポポが多い。こ…
人の世にいかなる災害があろうとも時は無情に過ぎていく。 植物たちはそれぞれの四季に合わせて活動を始める。 我が家の猫達も春の日だまりを楽しんでいる。特に上の写真の白い猫は雪の中に捨てられていた所為で、今でも雪の上を平気で走り回る。(1月のマ…
昨年同様暖かい2月の後に厳しい寒さの3月がやってきて、芽が動き出した薔薇がまた霜や雪で傷んだ。多分花の咲かないブラインドという枝が増えると予想された。 それでも植物は日の長さで春を感じるのか3月2日に西洋ハシバミの花が沢山咲いた。クヌギや楢…
昨年12月24日に降った雪が根雪となり、30日から年を越えた1月いっぱいは雪の日が多かった。 庭は最高130cm(芝生上)の積雪となり、また湿った雪が多かったので沢山の木が折れた。 バラはすっかり雪の下に埋もれ庭を歩くことも出来ない状態だっ…