2015年も白いバラがたくさん咲いた。古株のマウントシャスタ、シュネーヴィッチェン、イングリッシュローズのウィンチェスターキャシードラル、実生のゾフィーなど秋遅くまで。11月1日現在も、たくさん咲いている。
これはマウントシャスタ。アメリカのバラで背が高くなる。大きなバラがおおらかに咲く。。
これがシュネーヴィッチェン。いつからかアイスバーグと呼ばれているが我が庭では古手で旧名前で呼んでいる。
次がゾフィー。種から育てたもので時々ピンクの筋が入る。
これはHermann Hesseの詩
Weisse Rose in der Dämmerung たそがれの白バラ
Traurig lehnst du dein Gesicht 悲しげにきみは顔を
Ubers Laub, dem Tod ergeben, 葉の上にもたせかける、死に身を委ね。
Atmest geisterhaftes Licht, きみは幽霊のように光を吸い
Lässest bleiche Träume schweben. 蒼ざめた夢を漂わせる。
Aber innig wie Gesang だが、きみのなつかしい香りは
Weht im letzten leisen Schimmer まだ一晩中部屋の中に
Noch den ganzen Abend lang 最後のかすかな光の中で
Dein geliebter Duft durchs Zimmer. 歌のようにしみじみと漂う。
Deine kleine Seele wirbt きみの小さい魂は
Ängstlich um das Namenlose, 憂わしげに名もないものに手を差し伸べる
Und sie lächelt, und sie stirbt そしてきみの魂は微笑みながら死ぬ
Mir am Herzen, Schwester Rose. 私の胸で、姉妹の薔薇よ。
(高橋健二訳)