最近めっきり数が少なくなったカエルたち。ここ里山の中に作った小さな池には毎夏トノサマガエルがたくさんやってくる。と言ってここで繁殖するわけではない。他に池があるわけでもないのにどこで繁殖し、どうしてここに池があることを知ったのだろうかといつも不思議に思う。
４月初め、書庫前の落ち葉をのけたら、土の中からカエルが顔を出した。ソロソロ春だから出ようかな、でもまだ寒そうだなとか考えているのかと思ってまた落ち葉をかぶせておいたが翌日にはもういなかった。
この池には３０ｃｍぐらいに成長した金魚１２匹がいる。
その周りの石の上に陣取っているトノサマガエルカエル。
以前のように水を張った田の畦道を歩くと耳を聾せんばかりのカエルの合唱が聞かれることがあるのだろうか。それまで君たちはこの池で生きながらえてほしい。
