暑い夏にもバラはけなげに咲いている。乾燥、強い日差し、コガネムシやカミキリムシなどの襲来にもめげず。
こんな時期,汗をかきつつガーデンの管理をするものにとってはバラは元気を与えてくれる最高の伴侶である。詩人リルケの詩「夏」を紹介。もとはフランス語で書かれたもの。
夏
夏の幾日かを
咲いている薔薇たちと共に生きて
ひらいている彼女らのたましいの
まわりにただようものを呼吸する。
散ってゆくひとつびとつの花を
心をうち明ける伴侶(とも)となし
散ってゆくこの姉妹に先立たれる、
それは、ほかのどの花の中にももう居ない。
片山敏彦 訳
イングリッシュローズのパットオースティン。一部虫にかじられている。色も初夏に比べると薄い。
紫のバーベナと並んで咲くシンプリーヘヴン。本来のクリームイェローが出なくて白バラのよう。
イングリッシュローズのマサコエグランティーヌ
冬まで次々に咲いてくれる優れもの
実生バラのロクサーヌ 本来は純白だが今の時期はこのようにピンクが出ていっそう美しい
(いずれも7月24日に撮影、最高気温32度 薄曇り)