万葉集の巻八１５３７に「秋の野に咲きたる花を指（および）折りかき数うれば七種（くさ）の花」とあり、同１５３８に「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝貌の花」とある。そして朝貌とは今の朝顔、ヒルガオ、木槿、桔梗などの説がありいずれとも決め難いと解説されている。
今我が家に咲いているのは朝顔、女郎花、ナデシコ、桔梗、がある。萩、尾花はこれから野原でみられるが藤袴の野生種は見たことがない。
これは普通の朝顔
桔梗は白と紫が咲いている。以前はピンクもあったが今はない。
女郎花（オミナエシ）
女郎花の花の拡大したもの
葛（クズ）の花 葛は空き地にはびこって地を覆う蔓は嫌われ者だがその花は美しい.
根からとれるくず粉は子供のころ、おなかが痛いときくず湯として食べたのも懐かしい。今はジャガイモ澱粉が幅を利かせているが本物は、例えば熊川宿などで手に入る。根はまるで太い木のようなもので、それを絞る装置（機械）が熊川宿で展示されていた。
