この年の春は例年になく寒い日が多く、ゴールデンウィークの最中の今日(5月1日)でも暖房が必要で外気温は正午でも11度しかなかった。4月半ばを過ぎても霜の降りる日があり、吉野さくらは10日に満開となったが20日過ぎて散り始めた。それでも今年はサルがチューリップを食べることが少なくあちこちでたくさん咲き、長年咲かなかった花海棠が咲いた。例年は12月末に咲く寒咲き水仙が4月になって他のラッパ水仙に交じって咲いていた。
深山カイドウ(海棠) 花海棠はリンゴと同じ植物仲間でその美しさから古代中国の玄宗皇帝が楊貴妃の美しさを表現するのに用いたといわれる。ここに挙げた写真は深山海棠であるためピンクの色が少し薄い。来年が楽しみ。
芝生の中に咲くクロッカス 春の到来とともに毎年いろんな場所で咲き出すクロッカス。どこに植えたのかを忘れても花はちゃんと季節になればその存在をアピールしてくる。芝生が緑になるのはまだ少し先。
田んぼのあぜ道に植えられた梅の古木に咲く花。訪れる人がなくともこのように美しく咲き匂う。
ヤブツバキ その名の通り竹やぶや雑木林の木陰でひっそりと咲いていることが多い和風の花。
ヤマブキと水仙 一重のヤマブキは種で増えるので年々大きな株となる。ラッパスイセンもサルや鹿の食害を受けることが少ないので今年はよく咲いた。
チューリップと芝桜
桜や梅も含めて春の気温が低かったためチューリップは4月15日ごろから3週間以上も咲いていた。芝桜はもっと長い期間咲いている。
ドイツスズラン 5月連休のころになると咲き始めるスズラン。北海道では6月にスズラン祭りが催されるがマキノでは連休前後に咲く。
ツクバネウツギ 林の縁に咲く。花の付け根の萼の形が羽根つきの羽の形に似ている。そういえば昔は正月になると男の子は凧揚げ、女の子は羽根つきが定番だったが今はめったに見られなくなった。
マキノ名物、メタセコイアロード。約2km程続いている。雪が積もった冬の写真が多いけれど新緑のころもきれいです。