バラの詩(2)-アーヒム フォン アルニム
少し古い詩人の詠む”バラ”の詩を。
バラが咲いている 私は敬虔なミツバチ
だから無垢な葉に触れて
そこから露と蜂蜜をくみ出せる
でもこのバラは輝いていて いつも若々しい
だから私の気分は上々だ
私のバラが咲いている限り
修景バラ "舞子” 無数の花を咲かせる↓
バラが咲いている 神がバラの輝きを保たせて
だから夏の日々がゆっくり過ぎてゆく
そして寒さやほかの苦しみもなく
こうして私の幸せはこのバラの中で咲き誇り
甘い幸せの歌が響く
あゝ私のバラが咲いている!
イングリッシュローズ ザ・ナン
ユメ(夢) ハイブリッドティーローズ
マサコ・エグランティーヌ↑ イングリッシュローズだが咲き初めにこの写真のようにまるでハイブリッドティーのような姿を見せることがある。
バラが咲いている そしてほかのバラたちを
誇りに満ち 心を傷つけるほど笑う
私の心もまた義務として課される
この庭では決して他の花を愛さないことを
なぜならほかに見えるものすべては
このバラの中で咲いているのだから (拙訳)
アルニム(1781−1831)
ルピナス 種子をまいて3年目。
イングリッシュローズのアブラハム・ダービーその他。
手前の細い花はリナリア 宿根草だが種子でもよく増える。