春の雪解けとともに里にやってくる鹿にチューリップを初めとする春の花々とその新芽等を鹿が食べにやってくるため無粋ではあるが庭に柵を巡らし、なるべく目立たない網を張っていたが、5月に入り、周囲も山も新緑に変わり始めたのでこれら鹿対策を取り除いた数日後のある朝、まとめて置いておいた鉢植えの薔薇のつぼみが周囲のビオラやスイトピーのつぼみ等とともに無くなっていたのを見つけたときはさすがにがっかりした。
幸い鹿は薔薇は蕾だけを食べていて木はトゲがあるためか食べていなかった。再度切り戻しをし、肥料を入れたのでたぶん6月末には再び花芽が出てくると期待している。これら鉢植えの薔薇は実生から育てたものばかりであるため直植えにせず大事に育ててきたものばかりであった。
薔薇の花が咲くまでの期間の楽しみにいろんな花を植えているが、水仙を初めパンジー、ビオラ、スノードロップ、ヒヤシンス、クロッカス等昔からある花に加え最近は輸入物で珍しい花も多い。これらが入れ替わり立ち替わり咲いては終わり交代を繰り返して季節が移っていく。その間に夏の花を植え、肥料や石灰を入れ、雪で壊れたガーデングッズの修復を行う。今日はベンチ、明日はテーブルという具合に。収入には何ら結びつかないこれら自然相手の仕事は本当に楽しい。たとえ鹿や猿が時には自家の飼い猫がいたずらをしようともそれも自然の一部と考えて。
見事に蕾の無くなったバラ