湖北里山の薔薇から湖南ベランダ園芸のバラへ

マキノの自然と雑木林の中で咲かせたバラを紹介してきた著者が引越し後ベランダで育てるバラを紹介

薔薇と雪

ここマキノでは毎年雪が積もる。この10年では少ない年でも30cm−40cm、多い年では80cmぐらい積もった。右の写真は30cmの積雪時のバラ園。バラは寒さには強いけれども雪の重さに耐えられる程枝が太くない。そのため気温が比較的高くて木の枝に雪が着く時、バラの枝は折れる。そのため例年12月終わりには、時には12月はじめでも雪が降り始めれば直ちに、枝の仮剪定をする。つまり葉の多い枝程雪が多く積もるから。この時同時に主幹を支柱に結わえ付けておく必要がある。当初雪の怖さを知らなかった年のこと、雪に埋もれたバラを掘り出してみると下の写真のような枝折れが多数生じていた。


降りたての雪は軽くてさほど問題はないように思うが時間がたつにつれ重く堅くなりつつ沈んでいく。それにつれて枝も曲がり最悪の場合は根元から折れてしまう。写真のような折れ方だと雪が溶けた後に行う本剪定で取り返すことができるが根元からおれた場合はたとえ良い芽が出ていなくても。残った枝を何とか育てねばならない。

それでも節分を迎える頃にはたとえ雪に埋まっていようともその中で 春の花を期待させるような芽がふくらんでくる。右の写真は2月4日に撮影したものである。