数あるバラの中で春一番に咲くのはモッコウバラである。3−5mにも伸ばしたつるに一面に花を付ける。
雑木林の下でも元気よく枝を伸ばし早いときは4月末に最盛期を迎えることもある。(左の写真は2002年4月30日撮影) 英国のキューガーデンーにもある。このバラの最大の特徴はトゲがほとんど無いことである。
細くしなやかな枝は毎年よく伸びるので、花が終わったら直ちに短く切る。特に花期が長雨に遭ったときは水を含んだ花が腐るので枝をまとめて切る必要がある。
香りがほとんど無いことが少し物足りないが、香りのある白モッコウバラは花の数が圧倒的に少なく花の形も良くない。
モッコウバラが散る頃から本格的なバラの季節を迎える。